2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ロッキングオンの事、その3

ポップミュージックのスタイルが出尽くしたんではないか、と言うことについてはこの間、チラっと触れた。 CD売上の低迷など、音楽業界が衰退しているいちばん大きな原因は、じつは、これなのではないか、と思っている。 あまりそういう議論は聞いたことは…

村上春樹への躓き

とくに書くこともないので、過去の事など。 村上春樹といえば何といっても『ノルウェイの森』ということになる。 これはもう本当に大ベストセラーだった。 装丁が目立ったせいかどうか知らないが、実際に持って歩いてる人を目撃したことも何度もあり、そんな…

『民主と愛国』についてメモ2

引き続き『民主と愛国』をパラパラめくる。 安保の頃に、若い日本の会というものがあって、大江健三郎と江藤淳が入っていたことは、なんとなくそんなものがあって昔は盟友といっても良かったような事は知っていたんだが、他のメンバーの中に谷川俊太郎の名前…

『民主と愛国』についてメモ

ながら読み(音楽や映画を流しながら)しているせいか、遅々としている『民主と愛国』の読書スピードなんだが、戦後の言論人のうち特に、社会民主主義的な立場にいたひとって、忘れ去られがちなのを感じる。 社会民主主義的な立場というのは、今現在のの社民…

たぶん2度と読むことのない作家たち

まず最初に思い浮かぶのは、吉本ばなな、大沢在昌、岡嶋二人。 共通点は、むかしある宿泊施設で長期滞在したときに、自由に読める本棚にこの人たちの本があったこと。 吉本ばななは、その心理描写の薄っぺらさに途中でやめ、 大沢在昌は、その登場人物の薄っ…

小説を2度読むということ

私のなかでは、2度目を読んでしまう作家というのは、一段上に位置している。 昔、その最上段にいたのが、白状してしまえば、P・オースターだった。 『シティ・オブ・グラス』は3回読んだ。何回読んでも素晴らしい本だったが、1回目よりも2回目のほうが…

『民主と愛国』で気になったある記述。

それはですね、日本共産党が所感派と国際派とで対立状態になり、所感派が党の主流派となったときの話。 学生組織でも所感派が主流となり、対立する人間をどんどん査問にかけていくわけだが、この本には、その当時の回想として、査問の際には殴る蹴るなどの暴…

『民主と愛国』の竹内好

非常に高価な本なので、買わずに図書館で借りて読んでいる。 小熊氏には申し訳ないが、もっとコンパクトにして値段を抑えてくれれば買ったかもしれないのに、とも思う。 それは読みながらも感じるところで、たとえば竹内好の言説について、引用をふくめてス…

今週の週刊文春

誰でも予想できることだが、やっぱり今週の週刊文春はエリート夫殺しの「美人妻」の大特集だ。 こんな恥ずかしい雑誌を、よくみんな買えると思う。 ゴミ捨て場に出すのだって恥ずかしいよ。 エリートが転ぶことがそんなにみんな楽しいのかい? きっとエリー…

今のRO

昨日出会いまでを書いたところで、いろいろネットで集めたら、なんと山崎氏が編集長クビ?でJAPANに移り、宇野氏もやめてしまったらしい。 今読んでないから何ともいえないが、やはり才能のある個性的な人のほうが辞めてしまう傾向あるのかなあ。 なん…

ROとの出会いまで

今からは想像もできないかもしれないが、むかし、洋楽と邦楽との差は歴然としてあった。 友達がやっていたBCLに興味をもって、5バンドぐらいの短波つきラジオを買ったのだが、やがてBCLには飽きて、FMなどを聴くようになっていた。 BCL用ラジオ…