『民主と愛国』で気になったある記述。

それはですね、日本共産党が所感派と国際派とで対立状態になり、所感派が党の主流派となったときの話。
学生組織でも所感派が主流となり、対立する人間をどんどん査問にかけていくわけだが、この本には、その当時の回想として、査問の際には殴る蹴るなどの暴行やときには女子学生には強姦、というふうな記述がある。
けっこうこれを読んで驚いた。


う〜む。本当なんだろうか?
いくら昔の話で、日本共産党にも今からは想像できないほど雑多な人間がいた時代とはいえ、同志の女性を強姦とは・・・。


当時の活動家女子学生というのがどのような身なりだったのか、あまり良く分からないが、裕福な家庭でも相当裕福でないかぎり、化粧っ気などあまり無かったんではないだろうか、などと想像しつつ。
たしかに女性のなかには、まったく化粧など用いなくとも、ちょっとした髪の送り方とか、佇まい、しぐさに、それとない華やかさが出てしまう人はいるのだが、などと考えても。
それでもやはり、平時の接しから強姦へというあいだには、相当の跳躍、飛躍があるんじゃないかと思わざるを得ないんだけれどなあ。