AOKIインターナショナルの激安スーツ

1着50000円のスーツが2着目は1000円とか、39000円のスーツが期間限定で19000円だとか、いったいホントの値段は幾らなのかよく分からずつい敬遠してしまうロードサイドの紳士服店だが、ツーリングがてらあちこち探して結局AOKIのを買った。
2プライスショップなど含め、各店の印象などを。

◇スーツセレクト21◇

コナカの2プライス。種類はそれなりに豊富。店員が話し掛けないのが好印象だが、淡いグレーストライプの安売りスーツを暫く迷って店の中をブラブラしていたら若い男の店員が店のタグのシステムを説明しに来た。説明が終わると「ではご自由にご覧下さい」と去っていく。こういう店は若い人は却って買いやすいだろうな。ただし季節はずれに行っても店によっては値引き品は殆ど無い。定価販売にもこだわってるようだが、客はとても少ない。やっていけるのか?

◇P.S.FA◇

はるやまの2プライス。はるやまというと西の方のローカル企業のイメージだが、アパレルの場合ローカル企業の方がコストパフォーマンスが高いケースがあるので馬鹿に出来ない。ユニクロ山口県)ハニーズ(福島県ニトリ(北海道)などがそうだ。(なんでも出店コストが圧倒的に安く競合店の少ない地方ではロードサイドで圧倒的な企業が生まれやすく、地方というと不景気なイメージだがそれでも独占化していれば充分に資本を蓄積できるのだそうだ。)
話がそれたが、ここは、ネットの安売りでは最も種類が豊富。しかし、真冬の段階でアウトレットに春夏物がある意味が分からない。つい最初からアウトレット用の商品ではないの、とか思ってしまう。実店舗は白を基調とした照明がきれいで、惣菜業界におけるロックフィールドのようなものか。値引きもしないし客には一切話し掛けないスタイルだが、置いてあるものが20代向け過ぎるような。スーツセレクトよりはいつも人がいるのだが、近くにユニクロとかあるし、まあモノの違いではなく場所の違いでしょう、きっと。

◇コナカ◇

秋冬モノの安売りをしていたのだが、1着19800円2着29800円3着39800円だったけかな。ユニクロでもよくある沢山買わせるカタチのセール。こういうのは好きではない。というか、コナカの安スーツを一気に3着買ってどうしようというのだろう。その消費行動は理解しがたい。コナカの在庫整理に協力している気分にもさせられる。だいいち、貧乏な人はスーツを架ける場所にも困るのではないか。やはりそういう2パンツだとか、そういうセールスタイルは止めて、1着13000円で売ったほうがいいよ。

青山商事

もはや老舗のイメージ。実際ツーリングしてるとあちこち青い看板があるのだが、たいてい駐車場は閑散としている。常に安売りのスーツが置いてあるのだが、常に変わった色、デザインであって、10000円以下でベーシックなデザインのスーツが手に入ることはない。店員がすぐに寄って来て応対が面倒。
いろいろ相談する人が居るからなんだろうけど、安いスーツくらい自分で考えて買えよ、客も。いや青山にもそこそこ高いやつは置いてるけれども。

◇AOKI◇

CMでも店舗イメージもライバル青山の上を行ってるけれども、どうもイメージだけという感じで、青山より客がいるという事もない。雑居ビルに出店したりする青山に比べ、店の作りは統一感があり、店内は明るくて広々しているのだが。
1万以下のスーツは青山よりは遥かに在庫がある。結局、そういうワケでここで購入したのだが。(記事は安っぽいが、一応ウール97%だったし)
しかし…
裾上げがその日に出来ないなんて論外だろう。これには驚いた。ユニクロなら20分。ヨーカドーでも1時間かからないでしょ。それに、まさか着用2週間で、パンツのウエストのボタンがほつれてくるとは思わなかった。雨に濡れるとしわが目立つし、早くもひじがテカってきたよ
こんなんだったら、イトーヨーカドーで18000円のものでも買ったほうが良かった、という気持ちになるのは避けられない。念の為いっておくと、別にAOKIが特別粗悪品という訳ではないのだ。安いものは皆きっとそうなのだ。タカキューだってそうだったもん。
でも安いものにもやはりそれなりの差がある筈。これからも頑張ろうと思うが、スーツは新品激安よりもヤフオク中古がいいかもね。