バブルとボディコンは関係ないぞ

さいきんバブルを題材にした映画だかドラマだか知らないが(ほんとうに知らないし、調べる気も起きない)あるみたいで、テレビなんかであの頃はみたいな話をタレントどもがやったりするんだけど、みんな札束出してタクシー止めてたとか、ボディコンが大流行だったとか言う。
意義アリ。
バブルの最盛期は1987〜1990年であって、ボディコンがもっとも大衆に認知されたのは1991〜1993年。ジュリアナ東京とかああいうとこにイナカモノが集まってた頃は、既に日経平均は大暴落していたのだ。バブルは破裂してみんなこれから大変だあ、って感じだったのですわ。これはいずれ一万円割るぞ、という人も出てきていた。
そういう経済の最前線の寒い空気など全く知らず、まだ残滓としてフトコロに残っていたバブルのおこぼれを使ってしまっていたのが、ボディコンギャルどもなのだ。(とそれに群がるアホ男)
まあ、もしかしたら、全て終わってしまった後の退廃的な気分が、ああいうどうにでもなれ的な盛り上がりを後押ししたかもしれない。そういう意味ではボディコンの流行は、バブルの隆盛と関係は無いけれど、バブルの破裂とは関係あるのかもしれない。根拠のない深読みだけれど。


ともあれバブルの象徴として流す映像としては、地上げや、NTT株フィーバー、ゴッホ落札、日産シーマなどの映像を流すべきだろう。あれらこそまさにバブル、金余りの象徴。ボディコンの映像は相応しくない。
なぜならボディコンとバブルなんてほとんど関係ないのだから。時期もズレている。時期のズレについては、Wikipediaにもきちんと書いてある(ディスコ - Wikipedia)。