エコクリーンってどうなの?

今回の合羽橋訪問の一番の目的は、雪平鍋の購入だった。
なんか肉厚で保温性の高い鍋ばかり興味をもって買っていたのだが、野菜とかさっと茹でて冷やしたいとき、いちいちボールを使わなくて済むような軽くて、しかも冷めやすいモノが欲しかったのだ。
そんなもの近くのホームセンター行けばいくらでもあるのは分かってる。わざわざ合羽橋かヨ?ごもっとも。
今回は浅草の先にちょい用事があって、それなら丈夫な日本製が中心の合羽橋で選んでみようという事だったのだ。
ホームセンターなんかだとバカに安い中国製が置いてあって、迷いそうだったしね。よく安物買いの銭失いするのです、私は。
(ちなみに合羽橋は、昔からのルートで仕入れを行ってるような店ばかりで、よく素姓の分からない激安モノ、例えば食品スーパーの日用品コーナーやディスカウントなどでよく見かける、テフロンマークのないすぐにくっつきそうなフッ素加工フライパンなど殆どない。業務用の、丈夫で、余計な機能のない愛想の無いデザインのものが中心だ。)


で、結論からいうと、選べなかった。
だって殆どアカオアルミしか置いてないんだもん。どこの店もDONばっか。中華鍋の山田と一緒か、それ以上な状態。
アカオを扱ってないところなど、鍋の博物館とかいいながらじつは中尾アルミの販売店に過ぎないので中尾の製品ばかりの店以外、ほとんどない。たまに平和アルミやホクア(北陸アルミ)がちらほらと。
ホクアは、一般消費者向けルートでは圧倒してるんだけどね。ヨーカドーとか。合羽橋ではあまり存在感はない。
ただそのホクアの製品でエコクリーン加工の雪平鍋を扱ってる店が一件だけあり、ちょっと迷った。値段で最終的には止めた。
雪平鍋であの値段か、う〜ん、となってしまったのだ。
エコクリーン加工についても、もっと考えたほうがいいんじゃないかと思う。
これは例によって新潟(厨房器具では圧倒的な産地)の株式会社イケダ(http://www.ikd-net.co.jp/)さんが考案したモノなのだが、ホームページでその機能を見てるだけならスゴイという事になるのだけど、どうだろうか。
エコクリーンだろうがテフロンだろうが、熱に比べて水分が少なければ当然焦げ付いてくるわけだが、テフロンやスミフロンならばもう一度水を入れて加熱すれば何とかなりそうな気がするものの、エコクリーンがどんなもんなのかはよく分からない。アルマイトのようにごしごし擦ればすぐ駄目になってしまうのであれば、値段に見合わないという事になる。
家庭では業務用と違って、同時並行で洗濯とか掃除とかやるわけだから、焦げ付かせたときの心配をどうしてもしてしまうのだ。