鴨志田穣氏

鴨志田穣が亡くなってしまったのを今ごろ知ったバカがここにいます。


その世界では有名な、世間的には西原のダンナとして有名な、と言ったら失礼にあたるのでしょうか。


じっさい私は本を全部読んでいるわけではないし、西原にも、あるいは鴨志田氏にも100パーセント心酔している、というものでもありません。
だから、これほど末期的なガンであることは、まったく知りませんでした。


死ぬ間際まで続けていたWEBでの日記が、まだ残されています。(カモのがんばらないぞ
いきなり最終回を読むこととなったのですが、これが配信されたのは、亡くなった後のようです。本当に、急死だったようです。


この最終回は、これまでの西原・鴨志田を知っている人は、涙無しには読めないのではないでしょうか。
彼らの仕事を全部フォローしているわけでもない私が涙ぐんでしまったくらいですから。


誰か、校正というか、配信前に文章を整えてくれたりする人がいたかもしれません。
それにしても、すごい文章です。


このオズモールの連載を、後から読んでみたなかで、一番驚いたのは、あと半年とか言われているのにまだ酒を飲みたいと考えている自分がいる、と告白するところ。
ガンがあるので慎重になっているから、ガンになって良かった部分もある、みたいな事を言ってるところですね。


そのせいで、愛する妻と別れることになってしまった、酒というもの。
それは彼にとっては、全身から好きで、なおかつ、恐ろしいものだったのでしょう。